こんな方におすすめ
- ベテランが辞めていく会社のメリット・デメリットは?
- 自分の会社のベテランが辞めていく…
- 自分は辞めるべきか残るべきか悩んでいる…
この記事を書いてる人
- 農林水産省推進、『ノウフク・アワード2022』水産企業で歴代初の受賞。
- 『とうほくSDGsアワード2023』優秀賞
- 人の心を様々な角度から理解し、導くことが得意
- サラリーマン、経営者の経験(3社)を持つ32歳
この記事を読んでわかること
- ベテランが辞めていく会社のメリット
- ベテランが辞めていく会社のデメリット
- ベテランが辞めていく会社で働き続けるべきか考える4つのポイント
ベテランが辞めていく会社で働き続けるべきか考える4つのポイント
組織内でベテランが辞めていくという状況に直面したら、自分の立場や将来について検討する必要があります。
- 自分の立場が今後どうなるのか
- 会社の経営方針はどうなるのか
- 自分にとってピンチかチャンスか
- リスクが大きい場合は早めに転職の準備を考えよう
上記の4つの観点からその会社で働き続けるか、退職をするか考えてみると判断ミスを減らすことができます。
良い選択をするのではなく、リスクの少ない選択をしましょう。
自分の立場が今後どうなるのか
まず、ベテランの辞去が自分の立場にどのような影響を与えるかを考える必要があります。
ベテランが持つ知識や経験に頼って仕事をしていた場合、その役割が補完されるかどうか、また自分のスキルや貢献度が評価されているかどうかを確認することが重要です。
ベテラン社員がいなくなることで自分の仕事の仕方やポジションが変わる可能性があります。
わからないことがあったときに誰に聞けばいいか、相談する人がいないと自分で判断して決定しなければならないので仕事の難易度が上がることがあります。
会社の経営方針はどうなるのか
次に、組織の経営方針や将来の展望を理解することが必要です。
ベテランの辞任が組織の変革や再編の一環である場合、新しい方針やビジョンに適応できるかどうかを考慮する必要があります。
これはベテランがいなくなってからすぐに変わるものではなく、状況を見ながら長い時間をかけて決まるものなので見定めるのが少し難しいですが非常に重要なことです。
組織の方針に共感し、これに参加できるならば、自身のキャリアを継続する意義が生まれます。
自分にとってピンチかチャンスか
ベテランの辞任は、危機的な状況と見なすか、新たなチャンスととらえるかによって、自身の心構えが大きく変わります。
ベテランが抜けることで新しい責任やリーダーシップの機会が生まれる可能性もあります。
また、新しいメンバーと協力することで、自分も成長できる可能性があります。
リスクが大きい場合は早めに転職の準備を考えよう
組織の方針や変革に適応できず、自身のポジションが不透明であると感じた場合、リスクを最小化するためにも早めに転職の準備を始めることが重要です。
市場での需要や自身のスキルに基づいて、他の仕事や組織でのキャリアを検討することが賢明です。
リスクも大きいけどやりがいがあったりする場合もあるので一概ではありませんが、念の為いつでも転職できるように準備だけ進めておくことも重要です。
ベテランが辞めていく会社のメリット
組織内でベテランが辞めることは、様々な観点からメリットをもたらす可能性があります。
- 若手社員の成長機会が増える
- 組織の若返り
- コストの見直し
- 派閥がなくなる
- 昇進や昇格が早まる
それぞれ解説します。
若手社員の成長機会が増える
ベテランが辞めることで、若手社員にとって新しい、責任やリーダーシップの機会が生まれます。
これにより、彼らはより早い段階で経験を積むことができ、成長の機会が拡大します。
新たなプロジェクトや業務への参加を通じて、彼らは自己成長の一翼を担い、組織全体の活力を向上させることが期待されます。
組織の若返り
ベテランの辞任により、組織は若手社員がより多くの責任を引き受ける機会を得るだけでなく、全体的な労働力が若返ります。
若手社員は新しいアイデアや視点を持ち込むことができ、これが組織に新鮮なエネルギーをもたらし、イノベーションを促進します。
ベテラン社員を煩わしく思っていた若手社員からすると大チャンスであり、自分たちが組織のポジションを担うことは大変さもありますが、そう多くはないチャンスと考えることができます。
コストの見直し
ベテランの給与や福利厚生費が一般的に高い傾向があります。
新たな人材に対して競争的な条件を提示することで、採用においてコストの節約が実現する可能性があります。
会社によってはコストが高いにも関わらず生産性が低いベテランが多くて困っている会社も多いのが実情です。
これが組織の効率性向上に寄与することが期待されます。
派閥がなくなる
一部の組織では、ベテランが形成した派閥が存在することがあります。
ベテランが辞めることで、これらの派閥が解消され、組織内のコミュニケーションや協力が円滑に進む可能性があります。
新しいメンバーが導入されることで、過去を鑑みた新たなチームが形成され、組織全体の一体感が高まることが期待されます。
昇進や昇格が早まる
ベテランが辞めていくことで、組織内での昇進や昇格の機会が増える可能性があります。
ベテランが占めていた上位のポジションが若手社員によって埋まり、昇進の機会が若手社員に広がることで、モチベーションの向上やキャリアの発展が期待されます。
能力不足や経験不足がある場合でも会社のポジションを埋めるために、伸び代を考えて抜擢することがあり、任された若手は不安も多いですが、受け入れてチャレンジすべきことです。
ベテランが辞めていく会社のデメリット

ベテランが組織を離れることには、数々の潜在的なデメリットが存在します。
- 経験や知識を継承できなくなる
- 残された社員の仕事量が増える
- 会社が危ないなどの悪い噂が立つ
- 取引先の信用が下がる
これらの問題に対処することが重要であり、組織はこれらの課題への対策を講じる必要があります。
経験や知識を継承できなくなる
ベテランが辞めることで、組織はベテラン社員が持つ貴重な経験や知識を失う可能性があります。
これにより、特定の業務やプロジェクトにおいて、効率的な問題解決や意思決定が難しくなります。
若手メンバーがこれを補完できない場合、業務の品質や継続性に悪影響を及ぼす可能性があります。
残された社員の仕事量が増える
ベテランが抜けると、残った社員はその役割や業務を引き継がざるを得なくなります。
これにより、残った社員の仕事量が急増し、業務負担が増大する可能性があります。
適切な後継者がいない場合、業務の分担やタスクの適正な配分が難しくなり、従業員のワークライフバランスに悪影響を与える可能性があります。
会社が危ないなどの悪い噂が立つ
ベテランが辞めると、組織全体に不安感が広がり、悪い噂が立つ可能性があります。
従業員や業界関係者、取引先などが情報を交換する中で、組織に不安定性があるとの見方が広がることで、企業の評判やブランド価値が低下する可能性があります。
正しい状況判断をするためには自分で状況を確かめ、状況を理解した上で自分の意見を持つことが重要です。
取引先の信用が下がる
ベテランが離れることで、取引先やクライアントは信頼していた担当者が変わることに戸惑うことがあります。
これが継続的に起こると、取引先との信頼関係が損なわれ、ビジネスの安定性に悪影響を与える可能性があります。
私も経験がありますが、取引先のできる担当者が辞めて新しい担当者になったことを聞くと不信感を覚えてしまいます。
特に、ベテランが担当していたプロジェクトやクライアントが重要な場合、これが深刻な問題に発展する可能性があります。
まとめ
ベテランが辞めていく会社で働き続けるべきか考える4つのポイントは以下の通りです。
- 自分の立場が今後どうなるのか
- 会社の経営方針はどうなるのか
- 自分にとってピンチかチャンスか
- リスクが大きい場合は早めに転職の準備を考えよう
上記の4つの観点からリスクの少ない選択をすることが重要です。
ベテランが辞めていく会社のメリットは以下の通りです。
- 若手社員の成長機会が増える
- 組織の若返り
- コストの見直し
- 派閥がなくなる
- 昇進や昇格が早まる
ベテランが辞めていく会社のデメリットは以下の通りです。
- 経験や知識を継承できなくなる
- 残された社員の仕事量が増える
- 会社が危ないなどの悪い噂が立つ
- 取引先の信用が下がる
ベテランが辞めていく会社は見方や自分の考え方によってピンチにもなり、チャンスにもなります。
ベテランが辞めた後、会社はどうなるのか状況をしっかり観察しながらリスクの少ない選択をすることが重要です。