こんな方におすすめ
- 人手不足の職場で起こるやばい問題って何?
- 人手不足な職場ってどんな状況になるの?
- 人手不足の職場になる原因と解決方法が知りたい…
この記事を書いてる人
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- 農林水産省推進、『ノウフク・アワード2022』水産企業で歴代初の受賞
- 『とうほくSDGsアワード2023』優秀賞
- 経営者と現場のリアルどちらも経験した32歳
この記事を読んでわかること
- 人手不足の職場で起こるやばい状況
- 職場が人手不足になる原因
- 人手不足な職場の具体的なやばい問題
人手不足の会社から脱出しよう!!
人手不足の職場で起こるやばい状況
人手不足は、現代の職場において深刻な問題となっています。
その影響は多岐にわたり、従業員だけでなく企業全体に様々な「やばい」状況を引き起こしています。
- 過労死や健康問題の増加
- 従業員満足度とモチベーションの低下
- 生産性の低下
- 事故やミスの増加
- 企業イメージの悪化
企業は、従業員が健康で、やりがいを感じながら働ける環境を整えることが、結果的に人手不足の問題解決に繋がるということを理解し、積極的な対策を講じる必要があります。
まずは企業と従業員が状況を理解し、起こる問題を予測し先に対処することが必要になります。
まずは人手不足の現場に起こるやばい状況を解説します。
過労死や健康問題の増加
人手不足により、残業が常態化し、休息時間が十分に取れないため、従業員の健康問題が顕著になっています。
健康への影響は、個人の生活の質を低下させるだけでなく、企業の生産性にも悪影響を及ぼします。
従業員満足度とモチベーションの低下
過剰な業務負荷とストレスは、従業員の仕事に対する満足度とモチベーションを大きく下げる要因です。
モチベーションの低下は、
- 仕事の質の低下
- 生産性の減少
- 離職率の上昇
にもつながり、結果的に人手不足をさらに悪化させる悪循環を生み出します。
生産性の低下
人手が足りない状況では、業務の遂行速度が遅れるだけでなく、品質も低下します。
許容範囲内であればひとまず問題ないですが、慢性的な品質低下は売上にも拘るため先延ばしにすべきではありません。
特に専門性が求められる業務では、経験や知識が不足していると、効率的な仕事の進行が困難になり、全体の生産性の低下を招きます。
事故やミスの増加
疲労やストレスが蓄積された状態での業務は、注意力の散漫を引き起こし、事故やミスの増加につながります。
人的ミスの場合、会社としての対処として『確認のルールを設けること』が多いですが人手不足の場合仕事が増えることにつながるため、浸透しにくく根本的な解決にはなりません。
これは、製造業における安全上の問題だけでなく、サービス業における顧客満足度の低下など、企業にとって深刻な損失をもたらす可能性があります。
企業イメージの悪化
これらの問題は、社外にも影響を及ぼし、企業イメージの悪化を招きます。
特に、SNSなどの発達により、職場環境の悪さや従業員の不満が瞬時に広まることがあり、企業のブランド価値を著しく下げることにもなりかねません。
職場が人手不足になる原因
職場が人手不足に直面する背景には、複数の原因が複雑に絡み合っています。
- 少子高齢化による労働力が減少している
- 技術の進化とスキル不足
- 労働条件の問題
これらの原因は従業員が個人の力で解決することは難しいです。
それぞれ詳しく解説します。
少子高齢化による労働力が減少している
まず、少子高齢化による労働力の減少が挙げられます。
特に先進国では、出生率の低下と平均寿命の延長により、労働年齢層の人口が減少しています。
これにより、特定の職種や業界では労働者が不足し、職場の人手不足が顕著になっています。
技術の進化とスキル不足
次に、技術の進化とスキル不足です。
デジタル化やAIの進展など、新しい技術の導入が加速する中で、必要とされるスキルセットが急速に変化しています。
そして、教育機関や企業のトレーニングプログラムがこの変化に追いついていない場合が多く、スキル不足に陥りがちです。
労働条件の問題
また、労働条件の問題も深刻な原因の一つです。
- 長時間労働
- 低賃金
- 職場のストレスが高い環境
など、劣悪な労働条件は労働者を遠ざけ、特に若年層や高度なスキルを持つ労働者の間で職を選ぶ傾向を強めています。
給料より働きやすさや働きがいを求める人も多いです。
人手不足な職場の具体的なやばい問題

人手不足が深刻化すると、職場において様々な「やばい」問題が顕在化します。
- 仕事が時間内に終わらずに常に残業をしている
- 退職者が増える
- 業務の引き継ぎが難しくなる
- チェックミスや人的ミスが増えルールだけが厳しくなっていく
- 働きにくい職場環境になる
これらの問題は、従業員のモチベーション、生産性、そして企業の長期的な成長に悪影響を及ぼします。
実際にこの問題が起きている職場は人手不足が止まらない負のスパイラルに陥っている可能性があり個人として脱出することを考える必要があります。
詳しく解説します。
仕事が時間内に終わらずに常に残業をしている
人手不足によって仕事量に対して人が足りず、結果として残業が常態化してしまいます。
また、労働コストの増加は企業の収益性にも影響を及ぼし、利益の減少につながる場合があります。
従業員のボーナスや手当に影響する可能性があるため注意が必要です。
退職者が増える
残業の常態化や職場環境の悪化は、従業員の満足度を低下させ、結果として退職者が増加します。
新たな人材の採用と育成には時間とコストがかかるため、この悪循環を断ち切ることが企業にとって急務となります。
業務の引き継ぎが難しくなる
人手不足の環境では、業務の引き継ぎもまた大きな課題となります。
経験や知識が豊富な従業員が退職した場合、その業務を引き継ぐことができる人材が不足すると、業務の継続性が損なわれ、ミスや遅延が生じるリスクが高まります。
引き継ぎがうまくできないと後任の人も仕事が手探りになってしまいます。
チェックミスや人的ミスが増えルールだけが厳しくなっていく
過剰な業務量と疲労は、チェックミスや人的ミスを増加させます。
しかしそれは『チェックするルールが増えるだけ』になりやすく、結果的に現場では作業が増えることでさらに時間が足りなくなります。
企業がこれに対処するためにルールを厳格化しても、根本的な問題である人手不足が解消されなければ、従業員のストレスはさらに増大し、状況は改善されません。
働きにくい職場環境になる
人手不足は、職場環境の悪化に直接的に寄与します。
- コミュニケーション不足
- チームワークの欠如
- 職場内の人間関係の悪化
など、職場の雰囲気が悪くなると、新たな人材の採用が一層難しくなるだけでなく、既存の従業員のモチベーションも低下します。
人手不足の職場を解決する方法

次に人手不足の職場を解決する方法を解説していきます。
- 職場環境の改善
- 効率的な業務の仕組みを作る
- 業務を一部アウトソーシングする
- 障害者雇用を考えてみる
これらの策を適切に組み合わせることで、人材の確保、業務効率の向上、そして職場環境の改善が可能となります。
従業員のできる範囲を超えている場合があるため、個人で解決する方法は転職することが1番となってしまいます。
職場環境の改善
職場環境の改善は、従業員の満足度を高め、離職率を低下させるための鍵です。
具体的には、
- 柔軟な勤務体制の導入
- 労働条件の改善
- キャリアアップの機会提供
- 健康管理プログラムの充実
などが考えられます。
職場のコミュニケーションを活性化させることで、従業員間の連帯感を高め、チームワークの向上にも繋がります。
効率的な業務の仕組みを作る
業務プロセスの見直しと効率化は、限られた人手でも高い生産性を確保するために重要です。
また、従業員一人ひとりのスキルセットに応じた適切な業務割り当ても、効率的な業務運営に貢献します。
業務を一部アウトソーシングする
特定の業務を外部の専門企業に委託することで、内部リソースをより重要な業務に集中させることができます。
アウトソーシングは、人材不足を直接的に解消する手段であり、同時にコスト削減やサービス品質の向上にも繋がります。
ただし、パートナー選定には慎重な審査が必要となります。
障害者雇用を考えてみる
障害者雇用は、社会貢献だけでなく、多様な視点を職場にもたらし、新たな価値を創出する機会となり得ます。
配慮さえあればスキルを生かすことができるのに、障害者というだけで就職ができない人もおり、従来の業務プロセスに新たな改善点を見出すことが可能です。
障害者雇用を成功させるためには、職場環境の整備や適切なサポート体制の構築が重要となります。
詳しく聞いてみたい方はお問い合わせよりご連絡お待ちしております。
人手不足を解決した水産業の事例
人手不足に直面している産業は多くありますが、水産業もその一つです。
特に地方では労働力の減少が顕著で、この問題を解決するために三陸ラボラトリでは独自の取り組みを行いました。
三陸ラボラトリは水産ではSDGsを推進している会社であり、いくつか賞も頂いております。
障害者雇用を積極的に推進し、人手不足の問題を克服することに成功したので詳しく解説します。
水産業で人手不足を障害者雇用で解決した三陸ラボラトリ株式会社
三陸ラボラトリでは、障害を持つ人材のポテンシャルに着目し、彼らが持つスキルや集中力を業務に活かすことで、生産性の向上を実現しています。
障害者雇用を導入することで、不足していた人手を補い、同時に地域産業の貢献も果たしているのです。
障害者雇用は現場の配慮が必要
障害者を雇用する上で重要なのは、職場環境の整備や適切な支援体制の構築です。
三陸ラボラトリでは、障害の種類に応じて作業環境を調整し、必要なツールを提供することで、障害者が最大限の能力を発揮できるようにしています。
また、管理者とのコミュニケーションを促進し、理解と尊重を大切にすることで実現することができました。
障害者がいない職場では配慮をしなければならないと聞くと身構えてしまいがちですが、そんなことはなく、障害の特性によって、
- 大きな音を立てない
- 複数の指示を一度にしない
- てんかん発作がたまにあるため1人で作業をさせない
など複雑なことは意外と少ないです。
現場で障害者への理解を示すことで会社の受け入れ体制ができる
三陸ラボラトリの成功は、障害者への理解と受け入れが会社全体に浸透していることにあります。
従業員教育やSDGsの理解を通じて、障害者が直面する困難に対する理解を深めることで、彼らをサポートする体制を確立しました。
この取り組みは、職場全体のモラルと生産性の向上に寄与しています。
一人一人の得意を見つけることが人手不足を解消するポイント
三陸ラボラトリでは、従業員一人一人の特性や得意を見極め、それを生かせる業務に配置することで、効率的な人材活用を実現しています。
これにより、従業員は自身の能力を最大限に発揮できるだけでなく、自己実現の機会も得られるという、双方にとってプラスの効果を生んでいます。
自社の場合はどうすればいいか聞いてみたい方はお問い合わせよりご連絡お待ちしております。
まとめ
人手不足の会社から脱出しよう!!
人手不足の職場で起こるやばい状況は以下の通りです。
- 過労死や健康問題の増加
- 従業員満足度とモチベーションの低下
- 生産性の低下
- 事故やミスの増加
- 企業イメージの悪化
職場が人手不足になる原因は、
- 少子高齢化による労働力が減少している
- 技術の進化とスキル不足
- 労働条件の問題
が挙げられます。
人手不足な職場の具体的なやばい問題として、
- 仕事が時間内に終わらずに常に残業をしている
- 退職者が増える
- 業務の引き継ぎが難しくなる
- チェックミスや人的ミスが増えルールだけが厳しくなっていく
- 働きにくい職場環境になる
が挙げられ、自分の会社がこれらの問題に直面してる場合は急いで対処が必要です。
人手不足の職場を解決する方法として、
- 職場環境の改善
- 効率的な業務の仕組みを作る
- 業務を一部アウトソーシングする
- 障害者雇用を考えてみる
が挙げられますが、従業員の立場で解決することは難しく、転職することが唯一の解決策です。
人手不足を解決した水産業の事例として、障害者雇用で解決した三陸ラボラトリ株式会社があります。
障害者雇用は現場の配慮が必要であり、現場で障害者への理解を示すことで会社の受け入れ体制ができるため、現場の理解が重要です。
障害のある・なしに関わらず一人一人の得意を見つけることが人手不足を解消するポイントであり、個々の能力を最大限活かすことが重要です。
もし自分の会社が人手不足なのに雇わない場合、残されている従業員にしわ寄せがくることになります。
自分のキャリアを守るためにも転職を考えることをおすすめします。
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