こんな方におすすめ
- 仕事を教えてもらえないのは当たり前?
- どうして誰も教えてくれない雰囲気なの?
- 教えてくれない本当の理由って?
この記事を書いてる人
- 農林水産省推進、『ノウフク・アワード2022』水産企業で歴代初の受賞。
- 『とうほくSDGsアワード2023』優秀賞
- 人の心を様々な角度から理解し、導くメンタルデザイナー
- サラリーマン、経営者の経験(3社)を持つ32歳。
この記事を読んでわかること
- 仕事を教えてもらえないのは当たり前ではない
- 仕事を教えてもらえない本当の理由
- 教える側と教わる側がすれ違うわけ
仕事を教えてもらえないのは当たり前ではない
結論から言うと、仕事を教えてもらえないのは当たり前ではありません。
基本は会社が正しい方法ややり方をしっかりと教える必要があります。
しかし教えてもらえないのは当然と感じる人が多いのも事実です。
ではなぜ、仕事を教えてもらえないと感じてしまうのでしょうか。
それはいくつか理由はあり以下で解説しますが、基本的にはみんな責任を取りたくないのです。
しかし、会社に教育担当がいる場合は別です。
教えることが仕事なため、教える責任がないはずがありません。
それでも教えてくれない場合は自分に理由があるか、教える人のやる気がないのかなので上司に相談するか会社に見切りをつける必要があります。
この記事では仕事を教えてもらえない本当の理由や、教える側と教わる側の考え方の違いについて深く解説し、仕事を教えてもらえない時の具体的な解決方法をご紹介します。
仕事を教えてもらえない本当の理由
先ほども少し触れましたが、教える人も教わる人も責任を取りたくないことを頭に入れておくことでこれから解説する理由がすんなり入ってくるかと思います。
ここでは仕事を教えてもらえない本当の理由は、以下のとおりです。
- 教える側の自信がない
- 教育制度が整っていない
- 教えられる側に問題がある
- 自分で調べて考えてみて欲しいから
- 忙しくて教える時間がない
順に解説していきます。
教える側の自信がない
特に営業職の場合、教える側に自信がないことがあります。
それは営業には決定的な仕事の方法が定まっておらず、抽象的な教え方しかできないことが多いです。
顧客の特徴に応じて攻略のパターンをいくつか持っていたとしても全ての顧客に対応できるかというと、それは難しいです。
教えられる側はそのような抽象的な言い方で教えられると、結局どうすればいいの?と目の前の行動を聞きたくなるのです。
教育制度が整っていない
会社に教育制度が整っていないと、仕事を教えてもらうことが難しくなります。
教育制度が整っていない会社の特徴として、
- 個人能力主義
- 会社の規模が小さい
- マルチタスクになりがち
などが挙げられます。
このような会社では、昔からそのスタイルで運営している可能性が高く、自分で覚えていくしかありません。
教えられる側に問題がある
教える側も人である以上、気持ちの問題は少なからずあります。
仕事に私情を持ち込むことはよくありませんが、念の為自分に今まで教えてもらった時の態度等で非がなかったか思い出してみることも大事です。
教える側が気持ちのいいと感じる、教えられる側の態度とは以下のとおりです。
- 元気のいい相槌
- 意欲的に話を聞く
- メモをとっている
- 会話の中でネガティブな言葉を発しない
- わかるまで諦めない
上記のような態度で聞くことで教える側も気分を悪くすることはないです。
一度自分の態度を冷静に思い出してみることも必要かもしれません。
自分で調べて考えてみて欲しいから
仕事の正解というのは1つとは限りません。
自分の得意や性格に合っている方法で乗り越えることを、教える側は願っているのも事実です。
もがくことで、自分に合った方法を見つけて欲しいため仕事を教えてくれない場合があります。
忙しくて教える時間がない
現在どこの会社でも人不足により、社内で仕事の分担をすることができず、マルチタスクとなっている人が多くいます。
そのため全員が忙しく仕事をしており、教える暇がないことがあります。
残業や休憩時間に聞くのも聞く側からするとハードルが高く感じ、結果的に勇気を出して聞いても相手の状態が悪いと、後回しにされてしまいます。
教える側と教わる側の考え方の違い

1番初めに解説した誰も責任を取りたくないと言うについて触れておきます。
教える側の考え方
教える側があなたに教えるメリットは何があるでしょうか。
教える担当の人であればそれは仕事なのでメリットデメリットの話ではなくなりますが、それ以外の人のメリットは実は多くありません。
仕事を教えて覚えたとしても仕事量が減って楽になることはほとんどないことは皆さんお気づきかと思います。
教える側は、メリットがない中で教えてることがほとんどです。
まずはその事実を理解しておきましょう。
逆に教える側の教えるデメリットはいくつかあります。
- 間違ったことを教えたら自分の責任
- わからないことを聞かれ、知らなかったら恥ずかしい
- 自分の時間を割いて教えなければならない
などが挙げられます。
これが『仕事を教えてもらえないのが当たり前』と感じてしまう事実です。
だからコニュニケーションが大事と言われることがありますが、そもそも会社として教える仕組みを作っていないことが問題だと筆者は考えています。
教わる側の考え方
今度は逆に教わる側の考え方を解説します。
教わる側は教えてもらうことが当たり前のことと考えていませんか?
もちろん会社のことを知らないし、仕事のやり方がわからないので当然のことといえば当然ですが、社内の先輩や上司からしたら先ほど解説したとおりデメリットが多いため、通用しません。
なので、あくまで「是非教えていただきたい」と言うスタンスでいないと誰も教えてくれないのです。
仕事を学ぶ(学ばせる)方法は2種類ある
さらに深く解説していきますが、この時点である程度仕事を教えてもらえない仕組みが理解できた方はスクロールして、『仕事を教えてもらえない時の解決方法』まで飛ばしていただいても構いません。
2種類の方法とは
- 聞かれたら答えてあげる
- 聞かれる前に教える
です。
前提として教える担当がいない状態での方法として、それぞれ解説します。
教える側が選ぶ方法
教える側は先ほど解説したとおり、教える人個人でのメリットは多くなく、デメリットが多いです。
なのでスタンスとしては、
-
聞かれたら答えてあげる
ことが多いです。
あくまで自分から教えようとはせずに、聞かれたら自分が分かる範囲で教えてくれます。
しかし注意点としては、自分の仕事が忙しい時は優先順位は低くなり、後回しとなることが多いです。
なので、
- 自分に時間の余裕があり
- 自分が分かる範囲であれば
- 聞かれたら答えてあげる
という方法を選ぶ人がほとんどだと思います。
教わる側が選びたい方法
教えてもらう側は教えてもらえる前提でいるので、
-
聞かれる前に教える(教えてもらう)
と言うスタンスをが多いはずです。
わからないことをいちいち悩むより、答えを教えてもらい、覚えてしまった方が効率がいいと考えることが多いです。
仕事がわからないからその仕事の教え方もわからないのが普通ですので、会社の方針を聞くことが必要です。
仕事を教えてもらえない時の解決方法
教える側と教えてもらう側のどちらの主張も理解した上で、具体的な解決方法をご紹介します。
教えてもらう側が謙遜する必要はありませんが、教える側のメリットがないとわかった以上、ある程度の自分にできることはやっておくべきです。
今回のこの3つの解決方法をやった上で状況が変わらないようであれば転職を強くおすすめします。
こちらの記事は、仕事を辞める手順や、次の仕事の探し方が書かれていますので見ておきましょう。
わからない部分がどこなのか具体的に把握してから聞く
わからない部分を知るためにはその全体像を把握しておかなければなりません。
全体像というのは、
- 目的(ゴール)がどこにあるのか
- 目的のためにどんな手段を使ったのか
- その手段の中で起きた問題はなんなのか
- 起きた問題に対して自分はどう対処しようとしたのか
です。
これらを説明できるようになると問題が明確になり、教える側もピンポイントで教えることができます。
また、自分がどう対処しようとしたのかを話すことによって問題解決への考え方も修正してくれる場合があります。
教える側の時間を奪いすぎないよう意識する
なるべく教える側の時間を奪わないように短くするように心がけましょう。
申し訳なさが伝わると教える側は気を悪くすることなく教えてくれるでしょう。
また、忙しい時間を避けて質問しましょう。
わからないことをまとめて1度に聞くようにする
毎日細かく質問すると大抵は嫌がられます。
急いで解決しなければならないことはメモしておき、なるべくまとめて1度に質問するようにしましょう。
質問をしている途中で長くなると感じた場合テクニックとして、
-
「まだ聞きたいことがあるので後ほどメール入れておきますので時間空いた時にで構いませんので教えていただけませんか?」
というだけで相手も答えやすくなるのでおすすめです。
それでも仕事を教えてもらえないなら見切りをつける必要があり
上記の3つの解決方法をご紹介しましたが、ここまで周囲に気を遣っても周囲が教えてくれない場合、会社に問題がある可能性が高いです。
その場合はその会社に見切りをつける必要があります。
この記事で辞めるときの手順と次の仕事の探し方をチェックしておきましょう。
仕事が限界!辞める前に見ないと意味がない【経営者だから教えれる事】
まとめ
仕事を教えてもらえないのは当たり前ではなく、そう思ってしまうのは教育の部署や担当を用意しない会社が悪い可能性が高いです。
その中で仕事を教えてもらえない本当の理由は、
- 教える側の自信がない
- 教育制度が整っていない
- 教えられる側に問題がある
- 自分で調べて考えてみて欲しいから
- 忙しくて教える時間がない
からです。
さらに教える側と教わる側の考え方にも違いがあります。
仕事を学ぶ(学ばせる)方法は2種類あり、
教える側は、聞かれたら答える方法を選びやすく、教わる側は教えてもらうのは当たり前だと考えてしまい、わからなくなる前に教わる方法を選びがちである。
それらを理解した上で仕事を教えてもらえない時の解決方法は、
- わからない部分がどこなのか具体的に把握してから聞く
- 教える側の時間を奪いすぎないように意識する
- わからないことをまとめて1度に聞くようにする
です。
それでも尚、仕事を教えてくれない雰囲気がある場合は転職をおすすめします。
こちらの記事を参考にしましょう。