こんな方におすすめ
- 仕事が終わらないのに残業ができない…
- 上司に早く帰れと言われるけど仕事量が多い…
- 仕事が終わらないのに残業ができない状況を変えることってできるの?
この記事を書いてる人
- 農林水産省推進、『ノウフク・アワード2022』水産企業で歴代初の受賞。
- 『とうほくSDGsアワード2023』優秀賞
- 人の心を様々な角度から理解し、導くことが得意
- サラリーマン、経営者の経験(3社)を持つ32歳
この記事を読んでわかること
- 仕事が終わらないのに残業ができない会社は風通しが悪い可能性あり
- 仕事が終わらないのに残業ができない状況が続くと起こること
- 仕事が終わらないのに残業できない解決方法
仕事が終わらないのに残業できない解決方法
あなたの役職によってできる解決方法が異なりますが、一般社員の場合で方法を5つ解説します。
上司(管理者)に相談する
まずは上司(管理者)に相談し、状況を共有する必要があります。
上司(管理者)があなたの状況を知らなかった可能性を消しておきましょう。
実際にあなたの状況を知らなかった場合は、何か具体的な解決方法を提示してくれるかもしれません。
一人で抱え込まずに素直に状況を伝えましょう。
仕事を他に振る
誰でもできる仕事であれば他に振ることで仕事量を調整することができます。
仕事を振りやすい人に振るのではなく、なるべく手が空いている人に振ることを意識しましょう。
また、仕事の振り方も言い方を間違えると押しつけになってしまう場合があるので注意が必要です。
逆に自分の手が空きそうな場合は率先して忙しそうな人から仕事を請け負いましょう。
持ちつ持たれつの関係を大切にしましょう。
優先順位をつける
その日の仕事で優先順位をしっかりつけることで、頭の中も整理することができ、集中力が高い午前中に重要な仕事をやってしまうことで心に余裕が生まれます。
帰らなければいけないタイミングで重い仕事してしまうと帰りたい気持ちが出てきてしまうので、効率が下がってしまいます。
なるべく重要な仕事は早い時間に終わらせることが重要です。
完成度を下げスピードを重視する
提出しなければならない資料を作る際に完璧を求めてたっぷり時間を使ってしまうのではなく完成度を今までの60%程度にして、スピードを重視して作業をすることでサクサク仕事が終わります。
今まで通りの作業効率で同じ作業量をこなそうとしても確実に時間の短縮は難しいです。
妥協しても問題ない作業の完成度を下げてスピードを重視して解決しましょう。
仕事が終わらないのに残業ができない会社は風通しが悪い可能性あり
仕事が終わらないのに残業ができない会社は風通しが悪い可能性があります。
最近ニュースで大きな会社の内部告発などで独自のルールや厳しすぎるノルマが外部に漏れ、上層部が会見で現場の状況が把握できていなかった。
という働き方の異常な状態を目にすることが多くなりました。
大きな組織であれば伝統やブランドを守るための独自の考え方を貫くことはよくあることですが、『やりすぎ』が目立っているように思う人も多いでしょう。
しかし、どの会社でもそうなってしまう可能性があり、あなたの会社でも外部に漏らすことができないものもあるかと思います。
あなたの会社も【ルール】は働き方改革によって変わったかと思いますが、【実際の働き方】は変わっていないのではないでしょうか?
それは社内の誰かが、上層部に伝わるべき情報を隠している可能性があるのです。
会社の狙いは労働時間の短縮
働き方改革は現代のワークライフバランスを鑑みて多様な働き方ができるように策定された改革です。
そのため、みなさんご存知のように、残業時間(時間外労働)が月45時間、年360時間となったり、年5日の有給休暇の確実な取得となったりしました。
今まで当たり前のように残業や休日出勤があった会社は、やり方を変える必要が出たのです。
今まで通りのやり方で時間だけが短縮できるのであれば、それは働く人たちがサボっていたことになりますが、そんなにゆとりのある会社はほんの一握りです。
上層部が現状を把握しているのか
ルールが変わったことで強制的に残業を禁止にした会社も少なくありませんが、それと同時に実際の働き方を変えたはずです。
会社の上層部は実際の働き方が変わった過程をしっかりと観察し、予定通り業務の圧縮ができているか検証しなければなりません。
もし、あなたが仕事が終わらないのに残業ができないのであれば、あなたの会社の上層部は現状を把握していない可能性があるのです。
中間管理職の役割
もちろん上層部が実際の現場に毎日で向いて現状を把握するのが1番いいのですが、基本的には中間管理職が実際の現場を取りまとめており、その情報から現場を把握します。
問題はこの上層部と中間管理職の関係です。
現代の多様な働き方を理解できていない上層部の場合、中間管理職に対して抽象的な指示しかしません。
- もっと残業時間を減らせ
- もっと売上を上げろ
- もっと効率を良くしろ
もちろん管理職の仕事は部下を管理することなのでしょうがないことでもあります。
しかし管理職の教育を受けていない場合、部下への適切な指導ができなかったり、上層部に嘘をついてなんとか誤魔化そうとしたりします。
もしくは、自分が夜遅くまで働くことで丸く収めている場合もあります。
中間管理職の権限で仕事のやり方を変えるとしても限度があり、変化があまり見られない場合の責任を背負わなければならず、そこが中間管理職の難しいところでもあります。
多くの場合は責任を取りたくないので残業時間の改ざんや部下のせいにしてしまい、逃げてしまいます。
もしかするとあなたはその犠牲になっている可能性があるのです。
仕事が終わらないのに残業ができない状況が続くと起こること

次に仕事が終わらないのに残業ができない状況が続くと起こることを5つ解説していきます。
仕事の押し付け合い
仕事が終わらないのに残業ができない状態が続くと、仕事の押し付け合いが起こります。
理由としては、
- 残業できないから余計な仕事を抱えたくない
- 時間内に終われないと家に仕事を持って帰らなけらばならない
- それぞれの仕事に多くの時間を割くことができないのでわからない仕事はしたくない
が挙げられます。
このような状態になってしまうと、気の弱い人や新人にめんどくさい仕事が回ることが多くなり、頑張っている人が報われない仕組みとなってしまいます。
上司からのパワハラ
仕事が終わらないのに残業ができない状況が続くと、上司からのパワハラが起こります。
なぜかというと、
- 成績(売上等)が下がるor時間外労働が減らない
- 上司がさらに上の上司から怒られる
- 上司に解決方法が見つかっていない場合、部下に同じことを言うしかない
- 部下は一生懸命やっても現状が変わらない
- 上司は感情的になり、圧力をかける
結果として上司からのパワハラが起こります。
人が辞めていきやすく人不足になる
頑張っている部下は上司からの圧力の中で仕事をしているともちろん疲弊してきます。
ストレスは溜まり、会社に行くのが億劫になって最悪の場合うつ病や精神病になってしまいます。
風通しの悪い組織の状況や、会社の将来性に不安が募ると人は優秀な人から会社を辞めていきます。
人が減ることにより、さらに仕事が回らなくなり、悪循環に陥ってしまいます。
仕事を持ち帰ることが当たり前になる
仕事が終わらないのに残業ができない状況が続くと、仕事を持ち帰ることが当たり前になります。
真面目な人ほど自分が仕事が遅いことが原因だと感じてしまい、サービス残業として家に仕事を持ち帰ってしまいます。
するとその雰囲気が当たり前となって持ち帰らない人が非難されるようになることもあります。
いずれ内部告発により会社が崩壊する可能性がある
これらの状況が続くことによって、いずれ内部告発により会社が崩壊する可能性があります。
会社が崩壊すると立て直すことは難しいです。
なぜなら、
- 取引先や銀行の信頼を失う可能性がある
- これを機に人がどんどん辞めていく
- 新しい人材が入ってこない
などの問題が一度に降りかかってきます。
できればこの状態になる前に退職すべきです。
仕事が終わらないのに残業できない状態を解決できない時は転職しかない
上記で解説した解決方法を全て試しているがそれでも仕事が終わらないと言う人もいると思います。
その場合、個人での解決は難しいと考えましょう。
会社のやり方やAIの導入など会社が何かを大きく変える必要があります。
その悲痛な叫びを聞こうとしない上司や見て見ぬふりをする上司が近くにいる場合、転職するしかありません。
会社を変えることは非常に時間がかかり、上層部を納得させなければなりません。
しかし、それと同時に上層部のやり方を否定しなければなく、上層部があなたの意見を聞く可能性はかなり低いです。
そこまでしてその会社を良くしたいと考えるなら行動してもいいかと思いますが、退職してもっと風通しの良い会社に転職する方が早く、気持ちも軽いです。
まとめ
仕事が終わらないのに残業できない解決方法は、
- 上司(管理者)に相談する
- 仕事を他に振る
- 優先順位をつける
- 完成度を下げスピードを重視する
仕事が終わらないのに残業ができない会社は風通しが悪い可能性があります。
会社の狙いは労働時間の短縮だが、上層部が現状を把握しているのかが重要になってきます。
それは中間管理職の役割ですが、しっかり機能していない場合、一生懸命働いているあなたが被害者になる可能性があるのです。
仕事が終わらないのに残業ができない状況が続くと起こることは以下のとおりです。
- 仕事の押し付け合い
- 上司からのパワハラ
- 人が辞めていきやすく人不足になる
- 仕事を持ち帰ることが当たり前になる
いずれ内部告発により会社が崩壊する可能性があるのでその前に退職することをおすすめします。
仕事が終わらないのに残業できない状態を解決できない時は転職しかないので早めに判断をしましょう。