こんな方におすすめ
- 仕事を一年耐えるメリットって?
- 仕事を一年耐えるべきかの判断材料がほしい!
- 一年以下の退職は次の仕事に影響する?
この記事を書いてる人
- 農林水産省推進、『ノウフク・アワード2022』水産企業で歴代初の受賞
- 『とうほくSDGsアワード2023』優秀賞
- 人の心を様々な角度から理解し、導くことが得意
- サラリーマン、経営者の経験(3社)を持つ32歳
この記事を読んでわかること
- 仕事を始めたら一年は耐えることで正確な判断をすることが可能
- 仕事を一年は続けるべきか悩んだ時の判断ポイント
- 仕事を一年耐えるけど、問答無用ですぐに辞めるべきタイミング
仕事を一年は続けるべきか悩んだ時の判断ポイント
仕事を一年は続けるべきか悩んだときの判断ポイント3つを解説します。
- キャリア目標と一致してるか
- 仕事の満足度
- 次のステップの準備
上記の3つのポイントを考慮して仕事を一年続けるべきかの判断材料にしましょう。
詳しく解説します。
キャリア目標と一致してるか
まず現在の仕事が自分のキャリア目標と一致しているかどうかを確認することが重要です。
長期的なキャリアの目標を明確にし、現在の職務がその目標に向かって進むためのステップとなっているかを考えてみましょう。
また、自分が目指すキャリアパスに必要な資格や実績を得るための機会があるかも検討すべきです。
仕事の満足度
現在の職場での仕事がどれだけ満足感をもたらしているかを自己評価します。
これは、仕事内容自体の興味深さや挑戦度、職場の人間関係、職場環境など、複数の要素から成り立っています。
例えば、日々の業務が退屈に感じるか、逆に過度にストレスを感じるかなど、仕事自体に対する感情を振り返ります。
さらに、仕事が自分の価値観やライフスタイルと合致しているかどうかも重要なポイントです。
次のステップの準備
新しい仕事やキャリアパスに移行する際に必要な準備をしっかりと行っているかを確認します。
もし、現在の職場にいる間にこれらの準備が十分に整っていない場合、新しい職場でのスタートが難しくなる可能性があります。
したがって、次のステップに進むための準備が不十分な場合は、現在の仕事を続けながら準備を進める方が賢明です。
仕事を続けるべきか悩んだら一年は耐えることで正確な判断をすることが可能
入社してすぐに会社に馴染めなかったり、仕事が思っていたより大変だったりするとすぐに転職を考えてしまうことがあります。
逆に人によっては転職を考えつつも本当に辞めるべきかを悩んでしまい、数年その状態を続けてしまう人もいるかと思います。
どのタイミングで決断をするべきかは人によって異なるので具体的には言えませんが、判断材料になる瞬間がいくつかあるので解説していきます。
数ヶ月働いただけではその会社が合ってるかわからない
一ヶ月だと早いから辞めるべきではないと言い切れないのですが、期間が短ければ短いほどその会社が自分に合っているのかを正確に見極めるのは難しくなります。
入社してまもないと大きな責任を伴う仕事は任されません。
責任の小さい仕事だけで、
- 楽しくない
- 自分に合っていない
- 得意なことが活かせない
と判断するのは早いです。
その仕事や業界の全体像が見えてきてから判断することで、「辞めるべきでなかった」と後で後悔する可能性を下げることができます。
また人間関係でも周囲から新入社員として扱われ、当たり障りのない関係をキープできるはずです。
人間関係が原因で仕事を辞めたいと思ってもそれはまだお互いにギクシャクしているだけの可能性があるので判断するのはまだ早いかもしれません。
取引先や社外との関係構築がうまくいくと仕事が面白いほどうまくいく
ある程度仕事を覚えると、一人で社外の取引先と連絡を取り合ったり、交流が増えてきます。
営業職の場合、取引先や社外の関係構築がうまくいくと仕事が面白いほどうまくいきます。
実際に会社の中ではあまり目立たず、いつも外回りをしているような人でも取引先との関係が良いと成績が上がりやすく、会社内でも一目置かれるような存在になる場合があるのです。
仕事を教わっている段階では、取引先へ先輩や上司についていくだけですが、面識ができてくると一人で外回りを任されるようになります。
取引先へ行く人間が変わっただけで売上が上がるなんてこともよくある話であり、それは関係構築がうまくいったことが大きく貢献しているのです。
取引先といっても結局は人対人の関係なので合う合わないがあり、自分では普通に話をしているだけなのに契約が取れてしまうこともあります。
それは入社直後では判断することが難しく、目安として一年くらい経つとある取引先にも一人で行けるくらいになっており、そのタイミングくらいはみておくべきと言えます。
仕事を一年耐えるメリット
次に仕事を一年耐えるメリットを解説していきます。
- その後の転職にも不利に働きにくい
- 一年耐えることで一人前になれる
- 失業保険の受給条件をクリアできる
- ある程度の貯金も蓄えることができる
- その会社の裏側も見えてくる
それぞれのメリットをみてみましょう。
その後の転職にも不利に働きにくい
一年耐えることでその後の転職にも不利になりにくくなります。
面接で経歴は必ずみられます。
その際に数ヶ月で転職していると必ず詳細を尋ねられます。
一年以上働いている場合、退職した理由を尋ねられたときに一年は我慢したということによって面接官にいい印象を与えることができます。
一年耐えることで一人前になれる
入社して数ヶ月は仕事を教えてもらったり学ぶことがメインとなります。
一年耐えることである程度の仕事を学び終え、一人で仕事をすることになると思います。
自分に合っている仕事かどうかを判断するのはそれくらいのタイミングでないと正しい判断はできません。
失業保険の受給条件をクリアできる
もちろん失業保険を受給するために一年耐えるというのはおすすめしません。
仕事を一年耐えてみて自分に合っていなかったと判断して退職したときに、次の仕事が見つかっていないときに収入が途絶えてしまいます。
収入を途絶えるわけにはいかないと考えて、すぐに新しい仕事に就こうと焦って判断を誤ってしまかもしれません。
じっくり自分と向き合い、自分に適した仕事を探すためにはある程度の期間が必要になります。
その間の収入として失業保険を受給できると心の余裕が生まれます。
ある程度の貯金も蓄えることができる
仕事を一年耐えることである程度の貯金を蓄えることができます。
先ほどの失業保険と同じで、貯金があると会社をいきなり退職することになっても心に余裕が生まれます。
貯金を切り崩しながら自分に合った仕事を探すことで適切な判断をすることができます。
転職は人生であまり多くないイベントの一つであり、なるべくミスしないようにすべきです。
転職先を探す時は十分時間をかけてよく調べて決めるために生活費はなるべく貯金しておきましょう。
その会社の裏側も見えてくる
一年耐えることでその会社の裏側が見えてきます。
それはもちろん悪い面ばかりではなく、いい面もあります。
その会社特有のイベントだったり福利厚生によって仕事以外でも充実感を感じることができ、その会社で働くべきか総合的に判断することができるようになります。
仕事を一年耐えるデメリット
次に仕事を一年耐えるデメリットを解説します。
多少の時間を無駄にする
もし一年耐えてみてやはり退職したい気持ちが変わらなかった場合、多少の時間を無駄にする可能性があります。
さらに次の仕事に役に立たない経験だった場合、その会社で働いていたこと自体が無駄になります。
人間関係が悪い場合、悪化する
入社して数ヶ月で人間関係が悪いと感じてしまい、苦手意識の中で一年耐えると、悪化することが多いです。
もちろん人間関係が良くなることもありますが、自分が許すことができないレベルの人だった場合、その人に近づこうとしないため、人間関係が回復することはあまりありません。
ストレスをより溜めてしまう
辞めたいと思いながら一年耐えることは、ストレスをより溜めてしまいます。
朝起きるのが辛くなったり、休み明けのモチベーションが低くなったり、上司や先輩から怒られたりすると改善しようと思うのではなく、ストレスへと変わってしまいます。
仕事を一年耐えるけどこのタイミングが来たらすぐに辞めるべき
先ほど解説した仕事を一年耐えるデメリットは回避することができます。
これから解説する3つのタイミングがきたら一年耐えるのは諦めて退職すべきです。
このタイミングをしっかりみて覚えておきましょう。
ストレスが原因でうつ病や精神が病んだとき
ストレスが原因でうつ病や精神が病んだ場合、すぐに一年耐えようとせず、すぐに病院へ行き、診断書を会社に見せて、退職しましょう。
これ以上その会社にいることはあなたにとって苦痛でしかなく、いくらお金のためとはいえ、いい選択ではありません。
もちろん会社も診断書を見ればそれ以上引き止めることもできませんし、理解してくれます。
人間関係の悪化によりいじめられていると感じたとき
もし人間関係の悪化によりいじめられていると感じた時は、退職すべきタイミングです。
会社に相談することもできますが、いじめている本人が改心する可能性は低く、決して人間関係が良くなることはほぼありません。
ただ人間関係が悪いだけなら我慢できるかもしれませんが、集団でのいじめやいたずらに発展することもあるので注意が必要です。
そういう疑いがある場合は一年を待たずに退職すべきです。
転職先を探しているに絶対に自分に合っている仕事を見つけたとき
仕事を一年耐える中で次の転職先を探していると自分に合った会社に出会えることがあります。
時間をかけてゆっくりその会社のことや仕事内容などを調べましょう。
そしてどう考えても今の会社より自分に合っていると確信できた場合は一年耐える必要はありません。
できれば在職中に新しい会社の内定をもらえるとなおいいです。
まとめ
仕事を一年は続けるべきか悩んだ時の判断ポイントは以下の3つです。
- キャリア目標と一致してるか
- 仕事の満足度
- 次のステップの準備
上記のポイントを判断材料にしましょう。
仕事を続けるべきか悩んだら、一年耐えることで正確な判断をすることが可能になります。
数ヶ月働いただけではその会社が合ってるかわからないので正確な判断をすることが難しく、取引先や社外との関係構築がうまくいくと仕事が面白いほどうまくいくので大体一年くらいは耐える価値はあります。
仕事を一年耐えるメリットは、
- その後の転職にも不利に働きにくい
- 一年耐えることで一人前になれる
- 失業保険の受給条件をクリアできる
- ある程度の貯金も蓄えることができる
- その会社の裏側も見えてくる
上記の通りです。
これらのメリットはあなたの選択肢を減らさない効果があります。
仕事を一年耐えるデメリットは、
- 多少の時間を無駄にする
- 人間関係が悪い場合、悪化する
- ストレスをより溜めてしまう
が挙げられます。
仕事を一年耐えるけど以下のタイミングが来たらすぐに辞めるべきです。
- ストレスが原因でうつ病や精神が病んだとき
- 人間関係の悪化によりいじめられていると感じたとき
- 転職先を探しているに絶対に自分に合っている仕事を見つけたとき
早く辞めてしまいたい気持ちもわかりますが、その後の仕事探しで不利にならないようにし、体や心の限界を見極めながら適切なキャリアアップを目指しましょう。